【10分でわかる】エジプト5000年の歴史を7つの時代に凝縮!文明誕生から現代まで完全網羅
エジプト文明は、約3000年以上にわたって続いた、人類史上でも類を見ないほど長く壮大な歴史を持っています。
その長さゆえに、歴史を学び直そうとしても「登場人物も時代も多すぎて、どこから手をつければいいか分からない…」と挫折してしまう人も少なくありません。
- エジプトの歴史をゼロからざっくり知りたい
- ピラミッドや王家の谷が「いつ」作られたのか整理したい
- ONE PIECEなどの作品考察のために、文明の背景を正しく押さえたい
そんな方に向けて、今回はエジプト3000年のドラマを「7つの時代」にギュッと凝縮して解説します。
今話題の「大エジプト博物館(GEM)」のメイン展示も、この流れに沿って構成されているんです。
この記事で時代の流れを掴んでおけば、歴史の教養が深まるのはもちろん、将来博物館を訪れた際にも「今、自分はどの時代を見ているのか」が分かるようになります。

歴史の全体像が見えると、エジプト観光や漫画の考察がもっと面白くなるはず!まずは基本の7つの時代を一緒に見ていきましょう。
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本文を読む前に、エジプト歴史の「土台」をセットしておきます。
- ファラオ:エジプトの王。政治のリーダーであり、神の代理人でもある絶対的な存在。
- ナイル川の氾濫:毎年決まった時期に川があふれること。これが肥沃な土を運び、エジプトの富を生みました。
- ヒエログリフ:古代エジプトの象形文字。GEM(大エジプト博物館)の壁や像にもびっしり刻まれています。
① 先王朝時代〜古王国時代
(紀元前3100頃〜紀元前2181頃)
上下エジプトの統一とピラミッド建設

エジプト国家が誕生し、王権が確立された最初の時代です。
もともとエジプトは、ナイル川の上流(南)にある「上エジプト」と下流(北)のデルタ地帯にある「下エジプト」という2つの地域に分かれていました。
これを1つにまとめ上げ、最初の統一国家を造ったのが、記念すべき第1王朝の王(ファラオ)たちです。
この時代のファラオは、単なる政治的支配者ではなく、天空の神であるホルスの化身、つまり「神が地上に現れた存在」と考えられていました。
王の権力は神の意志そのものであり、その絶対的な力を目に見える形にするために、クフ王に代表されるギザの三大ピラミッドのような巨大建築が建設されました。
また、農業の基盤となるナイル川の氾濫を管理し、食料を公平に再分配するための高度な官僚制度(役人の組織)が整えられました。
この複雑な国家運営を支えるために、ヒエログリフ(象形文字)が本格的に使われ始めたのもこの頃です。
しかし、長期的な干ばつによってナイルの氾濫が不安定になると、「神であるはずの王」が民を養えなくなり、王権への信仰は揺らぎます。
その結果、地方勢力が台頭し、エジプトは最初の分裂と崩壊を迎えました。

「王様=神様」だったからこそ、あの巨大なピラミッドが作れたんですね。
当時の人の信仰心が凄まじすぎて圧倒されます……!
② 中王国時代
(紀元前2040頃〜紀元前1782頃)
人間的な王の登場とミイラ信仰の広がり

分裂の時代を経て、再びエジプトを統一したのが中王国時代です。
この時代の大きな特徴は、王のあり方が変化したことにあります。
王はもはや絶対的な神というより、「国を安定させ、民を守る責任ある統治者」として描かれるようになりました。
実際に、この時代の王の彫像は、悩みや緊張感を帯びた人間的な表情をしているものが多く見られます。
宗教面では、それまで王族だけの特権だった死後の世界が、一般の人々にも開かれ始めました。
古代エジプト人にとって、死は終わりではなく「永遠の命への旅立ち」。そのためには、魂の器となる「ミイラ(体)」を保存し、オシリス神(死後の世界を司る王)の裁判をパスしなければなりません。
この「正しく生きた者は、ミイラとなって来世へ行ける」という思想が広まり、お葬式の文化や文学、工芸が豊かに発展したのがこの時代の特徴です。
オシリス神(死後の世界を司る王)の裁判を受け、正しく生きた者は来世へ行けるという思想が広まり、文学や工芸も豊かに発展します。
しかし、平和な時代は長くは続きませんでした。
西アジアから来たヒクソスと呼ばれる勢力が、当時のエジプトにはなかった馬車(戦車)などの新しい軍事技術を用いて侵入。
エジプトは歴史上初めて、外国勢力による支配を経験することになります。

ファラオの像に人間らしい感情が表情に出てくるなんて意外。
神様から「みんなを守るリーダー」へと、王様の役割がちょっと変わった時期なんですね。
③ 新王国時代
(紀元前1570頃〜紀元前1070頃)
黄金のツタンカーメンと軍事帝国の絶頂

ヒクソスを撃退したエジプトは、「二度と侵略されない国」を目指し、ラメセス2世などの強力な王たちのもとで周辺地域へ積極的に進出し、巨大な帝国を築き上げました。
一方で、宗教面では大きな混乱も起こります。
国王アクエンアテンは、それまでの多神信仰を否定し、アテン神のみを崇拝する「一神教」への宗教改革を断行しました。
この急進的な改革は彼の死後に否定されますが、その混乱のさなかに若くして即位したのが、黄金のマスクで有名なツタンカーメンです。
また、この時代の王たちは、ピラミッドが目立ちすぎて盗掘(お墓荒らし)に遭いやすいことを懸念し、断崖絶壁の谷に秘密裏に墓を造るようになりました。
これが、現在も多くの観光客が訪れる「王家の谷」です。
こうしてエジプトは軍事的にも文化的にも絶頂期を迎えますが、やがて内政の腐敗や外敵の圧力により、再び衰退の兆しを見せ始めます。

ピラミッドが作られなくなったのは、お墓荒らしに遭わないよう目立たなくするためだったんですね。
でも、隠して造られたはずの『王家の谷』を見つけた考古学者もすごすぎる……!
④ 末期王朝時代〜プトレマイオス朝
(紀元前664頃〜紀元前30年)
アレクサンドロス大王と最後の女王クレオパトラ

この時代のエジプトは、かつてのような絶対的な強国ではありませんでした。
アッシリアやペルシャ、そしてアレクサンドロス大王率いるギリシャ勢力に次々と征服されていきます。
しかし、支配者たちがエジプト文化を否定せず、むしろ自らも**「エジプトの王(ファラオ)」**を名乗って伝統を継承した点は非常にユニークです。
ギリシャ系の王朝であるプトレマイオス朝のもと、アレクサンドリアは世界最高峰の学術都市となり、巨大な図書館が知の象徴として栄えました。
この頃、後にヒエログリフ解読の鍵となるロゼッタストーンも作られています。
しかし、ローマ帝国の台頭により、最後の女王クレオパトラ7世が敗北して命を絶つと、3000年以上続いたファラオの歴史はついに終わりを迎えました。

クレオパトラってギリシャ系だったんだ!でも、ちゃんとエジプトの伝統を受け継いで「ファラオ」として国を守ろうとしていた姿を想像すると、なんだかグッときます。
⑤ ローマ・ビザンツ支配時代
(紀元前30年〜7世紀)
キリスト教の伝来と古代文明の終焉

エジプトはローマ帝国の属州(領土の一つ)となり、地中海世界を支える最大の穀倉地帯として小麦を供給し続けました。
この時代にキリスト教が広まると、古代エジプトの神々は「異教」として次第に信仰されなくなっていきます。
神殿が閉鎖されるとともに、ヒエログリフを読み書きできる神官たちも姿を消し、古代文明の知恵は**「誰にも理解できない過去」**へと変わってしまいました。

3000年も続いた文明が、ここで一度「誰にも読めない過去」になっちゃうなんて。あんなに凄かったヒエログリフが忘れられていく過程を想像すると、少し寂しいですね。
⑥ イスラム化とアラブ世界の中のエジプト
(7世紀〜19世紀)
首都カイロの誕生と新たな宗教・言語

7世紀、アラブ軍の進出によってエジプトはイスラム化されます。
人々の言語はエジプト語からアラビア語へ、宗教はキリスト教からイスラム教へと大きく転換しました。
現在の首都であるカイロが建設され、イスラム学問の中心地として新たな発展を遂げます。
その後、トルコのオスマン帝国の一部となるなど、エジプトは中東・イスラム世界における極めて重要な拠点であり続けました。

ここで今のエジプト(アラビア語やイスラム教)につながるんですね。
ピラミッドという超古代の隣で、新しい街カイロができていく時代の混ざり方が面白いです!
⑦ 近代と再発見の時代
(19世紀〜20世紀)
ナポレオン、シャンポリオン、そして現代へ

19世紀、ナポレオンのエジプト遠征をきっかけに、古代文明が再び脚光を浴びます。
ロゼッタストーンが発見され、フランスのシャンポリオンがヒエログリフの解読に成功したことで、眠っていた3000年の歴史が再び息を吹き返しました。
スエズ運河の建設や列強の介入といった苦難の時代を経て、1952年に独立を果たすまでの間、エジプトは自国のアイデンティティを再構築し続け、現在の近代国家へとつながっていったのです。

ロゼッタストーンのおかげで、1000年以上眠っていた歴史がまた動き出したんだ……。
解読したシャンポリオンも見つけたナポレオンも歴史の立役者ですね!
まとめ|時代の流れを知るだけで、一気に理解しやすくなる
エジプトの歴史は長く複雑ですが、「どの時代を見ているのか」
それが分かるだけで、博物館の展示や遺物の見え方は大きく変わります。
この基礎知識を頭に入れた上で展示を見ると、エジプト文明がなぜここまで人を惹きつけるのか、その理由が少しずつ見えてくるはずです。
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