一時帰国でやることリスト|海外生活を豊かにするための準備
一時帰国は、日本食や再会を楽しめる貴重な時間。ですが同時に、**海外生活を支えるための「インフラ整備」**を一気に片付けるチャンスでもあります。
「やっておけばよかった…」と出国後に後悔しないために、優先順位の高い手続きを実体験ベースでまとめました。
1. 役所・行政手続き
平日の日中しか動けない行政手続きは、時差ボケが治る前に済ませてしまうのが鉄則です。
運転免許証の更新(期間前更新)
有効期限が1年を切っているなら「期間前更新」を検討しましょう。
どこで更新するかで事前予約が必要だったり、提出書類が異なったりする可能性もあるので注意!

マイナンバーカードの継続利用・再取得
2024年5月の法改正により、海外在住者もカードの維持・再取得が可能になりました。
コンビニで戸籍謄本が取れるようになるため、将来の永住権申請や相続手続きで「日本から書類を取り寄せる苦労」がゼロになります。
日本で手続きすると受け取りまでの時間が短く済みます。
在外公館でも申請できるので一時帰国期間が短い場合は、在住国で申請するのもありです。

パスポートの更新・記載事項変更
- 残存期間: 6ヶ月〜1年を切っているなら、日本で更新するのが一番早くて確実です。
- 氏名変更: 結婚などで氏名が変わった場合も、国内なら戸籍謄本をその場で取って即申請できます。
日本で手続きすると受け取りまでの時間が短く済みます。
在外公館でも申請できるので一時帰国期間が短い場合は、在住国で申請するのもありです。
2. 通信・お金・インフラ
ここは最もトラブルが起きやすいエリアです。特に「SMS認証」対策は必須。
日本のSIM契約・通信環境の確認
海外在住者にとって、日本の電話番号は「通話」ではなく**「SMS認証」のための生命線**です。
- 契約内容の確認
今持っているSIM、月額料金が高すぎませんか?海外でSMSを受信できる設定になっていますか? - 見直し推奨
維持費が安い「povo2.0」や海外でもそのままSMS受信・通信ができる「楽天モバイル」など、一時帰国中に自分に合ったSIMへ仕切り直すのがおすすめです。
銀行・クレジットカード
- 有効期限
滞在中にカードの更新時期が重なるなら、実家住所などで受け取れるよう手配しましょう。 - 認証設定
新しく取得した日本の電話番号を各銀行の認証用に紐付け直すのも忘れずに。
3. 買い物・免税
免税(Tax-free)でのまとめ買い
- 必須書類
パスポートだけでなく、**「2年以上海外に住んでいることを証明する書類(在留証明または戸籍の附票)」**が必要です。 - 対象
化粧品、医薬品、家電など。※パスポートの入国スタンプもお忘れなく!
2023年4月からルールが厳格化されたので下記記事参考にしてみてください!

日本でしか買えない「日用品」の買い出し
海外生活のQOL(生活の質)を上げるのは、結局のところ使い慣れた日本製品だったりします。
- 消耗品
歯ブラシ、文房具、キッチングッズ、サプリメントなど。 - 保存食
乾物、調味料、お気に入りのレトルトなど。
4. 健康管理(海外での高額医療を避ける)
海外では「全額自己負担」や「予約が取れない」ことが多い項目を攻めます。
歯科検診・クリーニング
海外では1回のクリーニングで数万円飛ぶことも。日本で「お掃除」と「虫歯チェック」を済ませるのが一番の節約です。
健康保険の海外療養費支給申請
海外で病院にかかった場合、日本の公的健康保険に加入していれば海外療養費の申請ができるケースがあります。
- 海外で一旦全額自己負担
- 帰国後、日本で申請して一部払い戻し
という仕組みのため、
- 診療明細
- 領収書
- 医師の診断内容
などの書類が必要になります。
海外在住中に治療を受けた方は、一時帰国中にまとめて申請できるかを確認しておくと安心です。
健康診断・人間ドック
言葉の壁がない日本で、じっくり体のメンテナンス。
常用薬のまとめ処方
処方箋が必要な薬は、医師に相談して滞在中に確保しましょう。
まとめ
一時帰国は短期決戦。特に**「マイナンバーカード」や「SIMの整理」**は、後回しにして出国してしまうと、海外からでは取り返しのつかない(または非常に手間がかかる)項目です。
まずは以下のチェックリストを埋めることから始めてみてください。
一時帰国前チェックリスト【保存版】
- 運転免許証の有効期限と更新ルールの確認
- マイナンバーカードの状況確認(再取得が必要か?)
- 日本のSIMの見直し(SMS認証用番号の確保)
- 歯医者・健康診断の予約
- クレカ・銀行の有効期限と登録住所の確認
- 免税で買い物
- 日用品・食料品の買い物

