タイ中部17県の特徴まとめてみた【首都圏から古都、リゾートまで】

タイ中部は国の心臓部として、首都バンコクを中心に多様な魅力を持つ地域です。世界遺産の古都から現代的な大都市、静かな田園地帯、美しいビーチリゾートまで、17の県がそれぞれ異なる表情を見せてくれます。歴史、文化、自然、グルメのすべてが凝縮されたこの地域の魅力を完全網羅してご紹介します。

バンコクを少し離れてみても楽しいスポットがたくさんあります!
タイ中部の特徴
中部は、チャオプラヤー川流域の肥沃な平野が広がり、古くから政治・経済・文化の中心地として栄えてきました。バンコクやアユタヤなどの都市では、歴史的な遺産と現代的な都市文化が融合しています。また、美しい田園風景や伝統的な農村文化も楽しめます。


🏙️ 首都圏大都市県
バンコク(กรุงเทพมหานคร)

- タイの首都で、政治・経済・文化の中心地
- 王宮、ワット・プラケオ、ワット・アルンなどの名所が集中
- ショッピングモール、ナイトマーケット、屋台文化も充実
おすすめポイント: 初回タイ旅行の必須都市。王宮エリアの荘厳さからカオサン通りの雑多さまで、タイのすべてが凝縮されている。
ノンタブリー(นนทบุรี)


- クレット島での陶器づくり体験やカフェ巡りが人気
- チャオプラヤー川沿いの風景が楽しめる
- 毎年5月前後にノンタブリー・フルーツフェアが開催される
おすすめポイント: クレット島は週末の小旅行に最適。モン族の伝統陶器作りを見学しながら、のんびりとした島時間を楽しめる。
パトゥムターニー(ปทุมธานี)
- 科学・教育都市として発展。大学や研究機関が集まる
- ローカル市場やクローン(運河)の風景も魅力
- バンコクから日帰りでアクセスしやすい
おすすめポイント: 学術都市としての現代的側面と、伝統的な運河文化が共存。ローカルマーケットでの食べ歩きがおすすめ。

シュールそうなドリームワールド行ってみたい
🏛️ 世界遺産と古都県
アユタヤ(พระนครศรีอยุธยา)

- かつての王都。世界遺産に登録された歴史都市
- ワット・マハタート、ワット・プラ・シー・サンペットなど遺跡群が点在
- 象乗り体験が楽しめる
おすすめポイント: タイ旅行のハイライト。菩提樹に包まれた仏頭で有名なワット・マハタートは必見。

遺跡のライトアップが気になる(週末だけなのかな?)
ナコーンパトム(นครปฐม)

- 仏教の聖地で、世界最大級の仏塔「プラ・パトム・チェディ」がある
- ローズガーデンやサナームチャン宮殿も見どころ
- バンコクから電車で気軽に訪れられる
おすすめポイント: タイ仏教発祥の地とされる聖地。巨大な仏塔は圧巻で、仏教への理解を深められる場所。
ロッブリー(ลพบุรี)
- 「猿の町」として有名。猿が住み着く遺跡がある
- クメール様式の遺跡と自然が共存
- モンキー祭りは観光客に人気
おすすめポイント: プラ・プラーン・サーム・ヨート遺跡で猿と共存する独特な光景は他では見られない。11月のモンキー祭りは必見のイベント。
🌾 静寂と田園文化の県
アーントーン(อ่างทอง)
- 巨大仏像「ワット・ムアン」がシンボル
- 仏像づくりや伝統工芸が盛んな地域
- 静かな寺院巡りに適している
おすすめポイント: 高さ92mの巨大仏像は迫力満点。仏像制作の工房見学で、タイの宗教美術への理解が深まる。
シンブリー(สิงห์บุรี)
- アユタヤ王朝時代からの古い歴史を持ち、ビルマとの戦いで関係が深い地
- 農業地帯で、特産品や地元グルメも楽しめる
- 寺院と田園風景が調和
おすすめポイント: タイ史の英雄を学べる歴史スポット。地元の農産物市場では新鮮な果物や野菜を堪能できる。小さな県なのでアユタヤやロッブリー(猿の街)と合わせていくのがおすすめ。
スパンブリー(สุพรรณบุรี)
- 伝統芸能や文化が豊かな地方都市
- ドラゴンテーマパークや博物館が家族連れに人気
- タイの歴史と日常が感じられる街
おすすめポイント: ドラゴンテーマパークは子供連れに最適。地元の伝統芸能公演も見逃せない文化体験。
チャイナート(ชัยนาท)
- チャオプラヤー川沿いに広がるのどかな田舎町
- 水鳥園やダム、自然公園が見どころ
- バードウォッチングにも適している
おすすめポイント: 自然愛好家におすすめ。特に11月〜2月は渡り鳥が飛来し、バードウォッチングのベストシーズン。
サラブリー(สระบุรี)
- バンコク近郊の山間エリア。自然と寺院が融合
- 仏足石を祀る「ワット・プラプッタバート」が有名
- ローカルな農産物や花市場も魅力
おすすめポイント: 仏足石は仏教徒にとって重要な聖地。山間部の涼しい気候と花畑の美しさも魅力的。

11~12月頃、ひまわり見に行きたい!
🎨 アートと体験の県
ラーチャブリー(ราชบุรี)
- 陶器づくりと洞窟寺院が有名
- 美しい山並みと川沿いの風景が広がる
- アートやクラフト系の体験も豊富
おすすめポイント: ダムヌンサドゥアク水上マーケットの拠点。陶器作り体験や洞窟寺院探索で、アートと文化を満喫できる。

アロマキャンドルで有名な「バーン・ホーム・ティアン」が気になる
ペッチャブリー(เพชรบุรี)
- カオルアン宮殿や洞窟寺院ワット・タムカオルアンが人気
- 海沿いにはチャアムビーチがあり、リゾート滞在も可能
- 伝統菓子や地元グルメも魅力
おすすめポイント: 山上の宮殿からの眺望は絶景。
🌊 ビーチリゾートと海辺の県
プラチュアップキーリーカン(ประจวบคีรีขันธ์)
- ホアヒンを中心としたビーチリゾートエリア
- ゴルフリゾートも多数
- サルのいる山「カオタキアップ」なども人気
おすすめポイント: 王室御用達の避暑地。ゴルフ、スパ、ビーチアクティビティがバランス良く楽しめる。
サムットサーコーン(สมุทรสาคร)
- マハーチャイ市場に代表される海産物の町
- 塩田が広がり、塩作りの風景が見られる
- 静かな漁港やローカルな雰囲気が魅力
おすすめポイント: 新鮮な海産物の宝庫。塩田見学ツアーに参加して伝統的な天日塩作りの工程を学ぶのも楽しそう。

塩田がみられるのは毎年1月から4月。
サムットソンクラーム(สมุทรสงคราม)


- メークロン鉄道市場で有名
- アンパワー水上マーケットも人気
- 昔ながらのタイの水辺文化が残る地域
おすすめポイント: 列車が通過する驚きの市場体験は必見。アンパワー水上マーケットの夕暮れホタル観賞も幻想的。
🏔️ 山岳と歴史の県
カンチャナブリー(กาญจนบุรี)
- クウェー川鉄橋で有名な第二次大戦の歴史地
- エラワンの滝、死の鉄道など自然と歴史が融合
- 温泉、山岳リゾートも充実
おすすめポイント: 歴史学習と自然体験が同時に楽しめる。エラワンの滝での遊泳は暑季に最適。カンチャナブリー戦争博物館で歴史を学ぶのも重要な体験。
🎒 タイ中部旅行のコツ
季節別おすすめ
- 11月〜2月: 涼季で観光に最適、特に屋外観光地
- 3月〜5月: 暑季、室内観光やビーチリゾート重視
- 6月〜10月: 雨季、水上マーケットや滝が美しい時期
エリア別滞在プラン
- バンコク中心: 2-3泊で王宮、寺院、ショッピング
- 古都巡り: アユタヤ、ロッブリーで歴史探訪1-2泊
- 自然体験: カンチャナブリーで2-3泊、滝と歴史
- ビーチリゾート: ホアヒン、チャアムで2-4泊
文化体験のポイント
- 寺院参拝: 適切な服装(長袖、長ズボン)を心がける
- 市場文化: 早朝の市場でローカルライフを体験
- 伝統工芸: 陶器作り、仏像制作など手作り体験に参加
- 地元グルメ: 各県の特産品や伝統菓子を必ず味わう
タイ中部は、首都の都市文化から田園の素朴さ、古代遺跡の荘厳さ、ビーチリゾートの開放感まで、タイの多様な魅力を一度に体験できる特別な地域です。各県の個性を理解して訪れることで、より深いタイ文化への理解と忘れられない旅の思い出を得ることができるはず!



