タイ南部14県の特徴まとめてみた【ビーチリゾートから多文化まで】

タイ南部は世界屈指のビーチリゾートから手つかずの自然、そして独特の文化が息づく多様性に富んだ地域です。マレー半島に位置する14の県それぞれが、異なる魅力と個性を持っています。


タイ南部の特徴
南部は、アンダマン海とタイ湾に挟まれた地域で、美しいビーチや島々が点在しています。ダイビングやシュノーケリングなどのマリンスポーツが盛んで、手つかずの自然が残る場所も多くあります。また、イスラム文化の影響を受けた独自の文化も魅力です。
- 海洋リゾート: 世界屈指の美しいビーチと島々
- 文化的多様性: タイ仏教文化とマレー・イスラム文化の融合
- 海産物: 新鮮な魚介類と独特の南部料理(ゲーンソム、カオヤムなど)
- 自然保護: 豊かな熱帯雨林と多様な野生動物
- ゴム産業: 天然ゴムの一大生産地として経済を支える
🏖️ 世界的ビーチリゾート県
プーケット(ภูเก็ต)
- タイ最大の島で、世界的に有名なビーチリゾート
- パトン、カタ、カロンなど多彩なビーチが点在
- 高級リゾート、ナイトライフ、マリンアクティビティが充実
おすすめポイント: 初回タイ旅行者から上級者まで満足できる万能リゾート。パトンビーチの賑やかさからカタノイの静寂まで、目的に応じてビーチを選択可能。
クラビ(กระบี่)
- ライレイビーチやピピ諸島など、奇岩と白砂の絶景で知られる
- ロッククライミングやアイランドホッピングに最適
- 自然と静けさを求める旅行者に人気
おすすめポイント: 石灰岩の奇岩群が織りなす幻想的な風景は必見。特にライレイビーチは陸路でアクセスできない秘境感が魅力。
スラーターニー(สุราษฎร์ธานี)
- サムイ島、パンガン島、タオ島の玄関口
- サムイは高級リゾート、パンガンはフルムーンパーティーで有名
- 本土側にはラチャパパ湖などの秘境も
おすすめポイント: 3つの人気離島への中継地点だが、本土のラチャパパ湖は水上コテージで宿泊できる隠れた名所。

サムイ島ってヤシの木に囲まれてるから「ココナッツ・アイランド」って呼ばれてるんだって。
🌊 自然とアドベンチャーの県
パンガー(พังงา)



- 海中の石灰岩が立ち並ぶパンガー湾が見どころ
- ジェームズボンド島など人気スポットが点在
- 静かな高級リゾート地カオラックも注目
おすすめポイント: パンガー湾のシーカヌーツアーは必体験。カオラックは津波復興を遂げた美しいビーチリゾート。

毎年11~5月にしか入れないシミラン諸島に行ってみたい
トラン(ตรัง)
- 静かなビーチと離島が魅力の隠れた楽園
- 水中結婚式で有名
- 食の町としても知られ、点心などのローカルグルメが人気
おすすめポイント: 観光地化されていない素朴さが魅力。トラン駅前の朝市でローカル点心を味わうのがおすすめ。

水中結婚式ってどんな感じなんだろう
チュムポーン(ชุมพร)
- タイ湾沿いの町で、タオ島へのアクセス拠点
- 漁港の町であり、素朴な自然とビーチが魅力
- ダイビングスポットとしても知られる
おすすめポイント: タオ島への中継地点として利用されがちだが、地元の漁港グルメと手つかずのビーチは一見の価値あり。
🏔️ 温泉と自然の静寂県
ラノーン(ระนอง)
- ミャンマーとの国境沿いにあり、温泉地として有名
- 観光地化されておらず、自然が手つかずで残る
- アンダマン海に面した小さなリゾートも点在
おすすめポイント: タイでは珍しい天然温泉を楽しめる。雨季には幻想的な霧に包まれた風景が広がる。
ナコーンシータマラート(นครศรีธรรมราช)
- タイ南部でも歴史と文化が深い都市
- ワット・プラ・マハタートなど重要な寺院が多い
- 地元料理も評価が高い
おすすめポイント: 南部仏教文化の中心地。
パッタルン(พัทลุง)
- タレーノーイ湖や蓮の花畑など水辺の風景が美しい
- 伝統音楽「ノーラー」発祥の地としても有名
- 自然と伝統文化が融合する地域
おすすめポイント: 12月〜2月の蓮の花シーズンは絶景。伝統芸能ノーラーの公演も見逃せない。

蓮の花が見れるのは12~2月のウドンタニーが有名だけど、タレーノーイ湖は5~6月が見ごろらしい!
🌏 国境と多文化の県
ソンクラー(สงขลา)
- ハジャイを中心に栄える南部の商業都市
- 湖や博物館、チャイニーズスタイルの街並みが残る
- マレーシアとの国境にも近く、文化・経済・自然が融合
おすすめポイント: ソンクラー湖の夕日は必見。ハジャイの中華系グルメとイスラム料理の多様性を楽しめる。
サトゥーン(สตูล)
- 海洋国立公園に指定されたリペ島など、秘境系リゾートの宝庫
- ダイビングやアイランドホッピングに最適
- マレーシア国境に近く、異文化の影響も感じられる
おすすめポイント: リペ島は「タイのモルディブ」と称される美しさ。11月〜4月のベストシーズンがおすすめ。
🕌 イスラム文化圏の県
ヤラー(ยะลา)
- タイ最南部の一つで、イスラム文化が強く残る地域
- 観光地は少ないが、独自の宗教・文化風景が広がる
ナラーティワート(นราธิวาส)
- 最南端の県。マレー系ムスリムが多く住む文化圏
- イスラム寺院や伝統工芸などが特色
- 観光開発は少ないが独自性の強い土地
おすすめポイント: タイ・マレーシア国境の独特な文化融合を体験できる。伝統的なバティック染めなど工芸品も見どころ。
パッタニー(ปัตตานี)
- マレー系イスラム文化が色濃く残る地域
- 歴史的なモスクや伝統工芸が見どころ
🎒 タイ南部旅行のコツ
ベストシーズン
- 西岸(アンダマン海側): 11月〜4月が乾季でベスト
- 東岸(タイ湾側): 12月〜9月がおすすめ、特に2月〜8月は晴天が多い
文化的配慮
- 南部3県(ヤラー、ナラーティワート、パッタニー)は特別な配慮が必要
- イスラム文化圏では服装や行動に注意
- 最新の治安情報を必ず確認



